TDS東京ディズニーシーでの出来事

先日、ディズニーシーで手袋を落しました。
キティちゃんのかわいいの。
普段会社にはしていけないので、レジャー用、滅多に使わないのに
こういう時に限って、です。
実は、去年の冬もやっぱりディズニーシーのおんなじ場所で手袋を落して
落とし物するなんて、これも滅多にないのですが、しかも真新しい手袋。
またかぁ、と凹みました。



今回はすぐに気づいて、通った場所も限られていたので戻ったのですが
見つからず・・・。
遺失物係に届けるよう言われ、今見つからないのに後でなんて、
絶対見つからないのに、あ〜ぁ、面倒だなぁと思いつつ、
住所と連絡先を書きました。
「帰りに寄って下さい。」と言われましたが、また友達に付き合わせるのも
悪いし、場所どこだっけ?う〜ん、まぁいいや。と内心思って、帰りました。
友達は、「ディズニーランドとかシーに来る人は優しいから
拾ったら必ず届けてくれるよ。」と言いましたが、
結局電話もなく、手袋は片方残ったまますぐにも捨てられず、
玄関の指定場所に片付けられました。



それから3日。いつものように、会社帰りに自宅のポストを見ると、
何か厚みのある封筒が入っています。
「!もしや?」と思い、慌てて封を開けると、なんと
そこには懐かしいもう片方のキティちゃんが。
丁寧にビニールにくるまれ、若い女の子っぽいけどきれいな字で
私の宛名が書かれ、見つかったので送ります、というようなことが
書かれていました。

文章はフォーマットが出来ていて、そこに宛名と
「手袋」と、内容を書き込むだけなのですが、わざわざ¥120を払って
送られてきた片方の手袋を見て、感動を覚えました。
たかが手袋だけど、落して困っている人がいる、と思い届けてくれた人。
それをお金を掛けて丁寧に送るサービス。
入場料や、駐車場などの価格が高いなぁ、これだけ人が入っているんだから
もう少し下げてもいいのに、と思う気持ちもあります。
ですが、う〜ん、やられた、みたいな、高いには高い価値もある、
という今まで感じなかった気持ちが芽生えたことも事実です。


ある程度の客層を保つことで、友達が言うように優しい人が
集まってくるのかもしれません。
私も、思わず「ありがとう。届きました。」とお礼の電話を掛けました。
封筒に差し出し人の個人名はありませんでしたので、
出た相手が全てを把握しているとは思いませんが
会話はごく自然で「間違いはなかったですか?」「はい、私の手袋です。」と、
そこには普通にお礼の電話を掛けてくる人が多いだろうことも
予想できました。


思わぬクリスマスプレゼントをもらったような、
温かい気持ちになれた出来事です。
日本にもまだまだいいところがたくさんあります、ね。