私、一命を取り留めました!

自分が死ぬかもしれないなんて、考えたことがありますか?
そんなこと、最後の瞬間まで考えないで生きていたいよね。
私もね、まさか自分の人生にこんなことが起ころうとは、予想もしていなかったのです・・・。

最初に、お見舞いを下さった方々に心から感謝します。
それから、退院祝いに大好きなお花を用意してくれていた
うちのスタッフにも本当にありがとう!
たくさんのメッセージを下さった方にもありがとう!おかげさまで無事退院致しました。
温かいお心遣いを本当にありがとうございました。
2週間以上の入院の間に、欠席の連絡と仕事上連絡が必要な方、
たまたま連絡があった方にだけお知らせをしています。
なのに、会社や自宅に送られていたお見舞い。それも連名って。
私のことを心配し、お見舞い送ろうかって相談して下さったと思うと、
本当に嬉しかったし私の為にわざわざって!・・・とても力づけられました。
そして、入院先が遠いからとお断りしたにも関わらず、
私の食べられないケーキを持って(食べちゃったけど(笑))お見舞いにいらして頂いたり、
ベッドでも仕事をさせようと、ガイドブックや、殺風景な病室へのお花♡
そしてなんと、ご祈祷に行って下さった方からお札が!
「かなえちゃんにはまだ死なれちゃ困るんだ。」って(笑)・・・びっくり。嬉しかった☆
改めて個々にお礼を致しますが、まずはこちらで心よりの感謝を申し上げます。

さて、振り返ると、9月中旬のある朝、気付いたら呼吸に違和感がある。
ほんの少し、息苦しさを感じました。

添乗があるので、少しでも異常があればすぐ病院に行く私。
今日は栃木でお昼にスピーチの約束がある。
この程度なら、それには穴を開けられないと思い、
それにもしも心臓だったら、東京で知らない病院に行くより
今日伺うところは、お客様でもあり長いお付き合いの友達でもあり、
鹿沼では知らない人がいないくらい有名な方。鹿沼にいた方が安全な気がした。


到着してすぐ、スピーチ終了後に病院に行きたいとお願いし、奥様が病院に電話をしてくれた。

治療の結果、先生が「心電図が気になるので総合病院紹介しましょうか?」
「お願いします!最近、夜胸が苦しい、と言って翌朝亡くなった知人がいて・・・」

先生と顔を見合わせ
「それは心配だね。すぐ電話しましょう。受付でお待ち下さい。」
言い終わるか終わらないうちに、総合病院と直通らしい電話に手を伸ばし、
「はい、受け入れお願いします。山本かなえさん。」という先生の声が聞こえてきた。


その後、総合病院で検査を1時間くらいだったか?
急に周りに人が集まり、ドラマみたい、と思ったら緊急な場面になった。
看護師さんが「家族の連絡先教えて下さい。」きょとんとしていると、
先生が「今から独協医科大学病院に緊急搬送します。動かないで。絶対安静!」

えっ?!マジか。私、死ぬの??
少し息苦しい以外は何ともなく、歩いてベッドに乗ったけど
寝たままストレッチャーに移され、救急車で大学病院の初期治療室へ。
救急車の中で、総合病院のさっきとは別の同乗した先生に
「私、助かるんですよね?」と聞いたけど、はい、とは言わなかった。
カテーテル検査をしてみないとわからないけど、あまり心配しない方がいいですよ。
胸に強い痛みを感じたのは何時ですか?」
「夕方3時です。その時一回だけ。」先生は無言で時計を見ていた。

カテーテル検査の結果は、なんと、急性心筋梗塞
手術の必要はなく絶対安静のまま、ICUへと移動した。
多いといわれる、動脈硬化血栓ができたのではなく
特発性冠動脈解離が要因。要は、血管に亀裂が入った。
心筋梗塞の要因としてはわずか1%で、なぜか若年女性に多いのだそう。
なぜか、というのはこの病気は原因不明。

集中治療室には2泊、と言われたらしいが、回復が早く1泊で一般病棟へ。


原因不明なんだから、原因を考えたって仕方ない。
理由を考えて、こんなことしなきゃよかったなんて、自分の人生に後悔したら、
今まで生きてきた山本かなえという私を否定することになるもの。

今まで遊んで不摂生だけで生きてきたなら仕方ないけど、
私は、自信をもって言える。
一生懸命、誰にも恥じない人生を生きてきた。
お客様の為に、社会貢献の為に、いろんなことの為に、自分の好きなことの為にも
常に全力疾走で生きてきた。

その結果がこれなら、世の中起こることは必要必然、ベストで起こる。
だから受け入れよう。
そして、これからの人生は、考えよう。
どんな風に生きたら、楽しく健康で生きていけるのか。


長くなっちゃったので今日はこの辺で。
入院の間、考えることがたくさんあったけど、続きは続編にて。
読んでくださった方、ありがとうございます♡
私は今、元気に生きています☆