社会貢献

2月も中旬に入り、アィデムでの募集はもう契約期間が終わってしまいましたが
ハローワークからは相変わらず応募が来続けています。
3月で辞めようと考えている人、また新卒も応募総数の2割を超えました。
厳しい時代ですね。
学校をを卒業してすぐ仕事が決まらないって、
いきなり人生の挫折を味わうような、
この立場に立ったらどんな気がするのでしょう。
受けている人も本当に大変だと思うけど、
世の中がこんなで企業も精一杯頑張っています。
是非くじけずにいい会社にTRYして欲しいです。


そんな中、当社の求めるものとぴったりというわけにいかず、
でも応募頂いた際のやり取りから
惜しいな、うちがもっと大きな会社だったら採用したいと思った方がいます。
結局保留中にご辞退、という結果となったのですが、
その方に頂くメールからは、さすがにご自身で経営を経験しただけあり、
とても温かいものが伝わってきました。
今朝も、頂いたメールを読みながらなんて返信をしようかと考えていたら
見透かされたように、その瞬間に、次の行に見たこんな文章。


「さて、おわかりの事と思いますが、私も山本様同様に届いたメールに対して
返信しないではいられないタイプです。
これは読んでいただいて、そこでストップとしてください。」

思わず苦笑すると同時に、私も時々「返信不要です」と入れることがありますが
相手を煩わしたくない、という思いに共感できました。

そして、前回と今回のメールの最後は思いやりのある文章に彩られ、
「最後に改めてこの間のいろいろに心よりお礼申し上げます。」
「御社が人々に安らぎと元気を与えられる旅行社として一層発展・・・」
「安らぎと元気」なんて、いい言葉でしょう。

今後、会社がもっと大きくなることがあったら是非お声掛けしたいと
思いながら読み進めていましたが、その方からも
声掛けて下さいと、いう一言。


全く知らない方と、「採用試験」を通して
こんなやり取りが出来たことに感謝します。
そして、その方が面接最初に仰った、私の言葉に対する
「勇気づけられた」という言葉は、私にも勇気をくれました。
人に対して真剣に接する、思ったよいことを口に出すことで、
見ず知らずの人を勇気づけることができるのだ、という思い。
この世に生きている限り、「社会貢献」したいと思っているけれど
これも小さな社会貢献かもしれない。


人は、何のために生きているのでしょうか。
自分のためと、家族のため、友達や誰かのため、
楽しくて充実した人生を送るために、気持ちよく生きるために
私こそ、自分が模索している生き方を応援して頂いたような、幸せな気持ちになれました。
ありがとうございました。
きっと、もう私のブログを読んで下さることはないかもしれませんが、
返信できないので(笑)この場を借りて、お礼申し上げます。