悲報

営業だし、お客様にも年配者がいらっしゃるので仕方がないですが、
お客様の悲報を聞くのはとても辛いですね。


営業という仕事に就いて、いったいどのくらいの方が亡くなったのかと思います。
営業でなかったら、こんなにたくさんのお知り合いがいないし
こんなにたくさんの方の悲報に遭遇することもない。


今週末に予定している、ある会の添乗。
その会に昨年まで毎年ご参加だった方が昨日亡くなったそうです。
1月から入退院を繰り返し、その間に私がいつも手配していた旅行が
3度ありましたが、その3度とも欠席でした。


丁度1年前はその会でご夫妻と一緒に旅行したのだからその時の姿も声も、
会話も、よぉく覚えています。
かわいがって頂きました。。。
お通夜と告別式が丁度旅行にぶつかり、会のメンバーの方からは
特に仲の良い方々が急遽旅行をキャンセルし、葬儀に参列します。
私は、本当に残念ですが添乗にいかないわけにはいかず、
弔電を打ちました。
後日、お別れをしに行こうと思いますが、とてもとても残念です・・・。


過去にも何度も添乗にぶつかり、葬儀に出席できなかったことがあります。
添乗前にお別れが言いたくて、ご遺体に挨拶に伺ったこともあります。


添乗は、どんなことがあっても日程を変えるわけにいかず、
どうにもならないから。
母が昔、まだ携帯がない頃、添乗に出ている私の連絡先は不要だと。
「どうして?」と聞いたら、例え親が死んだって、
途中で帰ってくるわけにいかないんだから。
まだ20代前半だった私には衝撃でしたが、確かにその通りです。
だったら、添乗の途中で悲報など聞かない方がいいと、その時思いました。


その方が、まさか亡くなるほどひどいとは思っていなくて、
でもたいがい、そんな風に亡くなってしまうのですよね。
今はまだ、穏やかな気持ちにはなれず、ただただ悲しい気持ちでいっぱいですが、
お会いできたことに感謝して、心よりのご冥福をお祈りします。


そして、ご一緒にゴルフもなさって、仲の良かった奥様が
悲しみにくれていらっしゃるだろう事を思うと、涙が出ます。。。
せめて私は今週末の○○会の添乗を、精いっぱい頑張って
お悔やみにしたいと思うのです。