浅田真央とキム・ヨナに想う
土曜日、帰宅してテレビをつけると、
「浅田真央とキム・ヨナ史上最大の闘い」をやっていました。
14歳で出会い、ライバルと言われた二人の歴史を
二人のインタビューを交えたドキュメンタリー番組です。
お互いに不調に悩んだ時期もあり、しかし国民の期待を一身に受け、
逃げ出す事の出来ない闘いです。
子供から学生時代に、長く新体操、バレエなど踊ることを練習していた私は
ステージの4分間がとても長い時間であることは、理解できます。
ショートもフリーも素晴らしい闘いで、今オリンピックの
フィギュアのレベルの高さを象徴していたと思います。
安藤美姫、鈴木明子、日本人のレベルも本当に高いと感じた今回でした。
見ていて身体が震えるくらい感動しました。
ショートブログラムはショパンの曲にのり、完璧な演技の浅田真央。
最高の笑顔の19歳は、演技終了後にはぴょんぴょん跳ねて
喜びを全身で表現していましたよね。
フリーはインパクトのある仮面舞踏会。
キム・ヨナの完璧な演技の後で、どれだけの重圧と闘っていたことでしょう。
表彰台に並んだ二人が、それぞれ涙を流していた事を知りました。
「プレッシャーに打ち勝つ為の、良い方法はない。
どれだけ自分が完璧に準備してきたかだ。」
インタビューでのキム・ヨナの言葉が心に残りました。
「真央は特別で、自分は普通だった。トリプルアクセルは
いくら頑張っても出来ない。だから、私は自分に出来る事を磨くのだ。」
と、そう思って長い練習を積み重ねてきたそうです。
どんな大変なことも乗り越えられる強い意志を持つ、強い人間になりたい。
自分の仕事に重ね合わせ、努力の積み重ねが実を結ぶのだと実感した言葉でした。