天を恨まず

立派な言葉を聞きました。

「試練というには余りにもむごすぎる。
しかし、苦境にあっても、天を恨まず、
協力して一生懸命生きていくことが、我々の使命です。」

高校生でしょうか?
卒業式に涙を必死にこらえながら、そんな立派な言葉を発し、
参列者の大人たちの涙を誘っている映像を見ました。


先日からアメリカ、オーガスタで行われたマスターズゴルフに出場し、
ベストアマチュアに選ばれるという快挙を成し遂げた
19歳松山英樹くんのインタビュー。

出身の仙台市にある東北福祉大が被災したこともあり、
悩みぬいた末の、出場への決断だったそうです。
日本人初の表彰台にのぼり、インタビューにこう答えていました。
「日本が今大変な状況だが、勇気を与えるプレーができてよかったと思う。
日本に帰ってボランティア活動をして、大学を卒業をしてから
プロの道に行きたい。」


立派な志をもつ若い人達がこんなにたくさんいるってこと、
そういう人たちを育てた大人の方たちにも敬意を表します。
 
私も、この先どんなに辛いことがあっても
「天を恨まず」彼のこの言葉を思い出そうと、心に刻みました。
あのテレビで見た彼の言葉が、どうか、たくさんの被災した方たちの
力になりますように。
そして松山くんみたいな、力を持った若い人たちが成長していく
日本でありますように。

そう思ってやみません。