震災、その後

世の中みんな、あの時ほどの感情はだんだん薄れてきましたよね。
今は原発問題に視線が注がれていますが、でもまだ、日常に戻れず
大変な思いをしている人がたくさんいます。


私のボランティアで送る支援物資も、5月19日から始め、30個を超えました。
だんだん手元にある支援物資になりそうなものも減り、
求める人も始めた頃に比べると少なくなり、
最初の、一日に2,3個送っていた頃の勢いはありません。


そんな中、お礼状が届きました。
お礼は大体、支援物資サイトを通したコメントが多いですが
中にはお電話を下さったり、ハガキや手紙が届くこともあります。

「心が折れそうな日々、山本さんから支援が届きました。
見ず知らずの方から・・・思い出すと涙が出ます。」

それを読んで私も、そばにいたスタッフも、思わず涙がこぼれました。
まだまだ、大変な人がいる。

「なかなか当たらない仮設で焦ってます。
ご支援無駄にせず、頑張ろうと思っています。」
そう結んでありましたが、普通に生きることが当たり前になるまで
いったいどのくらいかかるのでしょうか。


今日は、会社にある小型テレビを現地に運んでくれる方がこれから来社します。
ボランティアで休みになると運転して、
被災地へ送料のかさみそうな物資を募り、運んでいるのだそうです。
先日も、やはり会社にあった小型冷蔵庫をボランティアで別の方に
運んで頂きました。


そういう方たちは、現地で被災した方と直接交流して、いったい何を
思うのでしょうか。
誰かの、折れそうな心の支えになることが一瞬でも出来るなら
それは私達に与えられた使命なのでしょうね、きっと。