「気付く」ということ

昨日のお客様の盛大なゴルフコンペが終わり、参加していた社員の方からメッセージが。
『・・・勉強になりました。「気付き」「・・・ぶらない」なんといっても「笑顔」』と
書かれていました。
「笑顔」に気付いてくれたことがとても嬉しかったのと同時に、その方こそ
凄い気付きだと思った。
と、いうのも私は全員の方に精一杯の笑顔で「おはようございます!」と
意識的に挨拶していたからです。
社員旅行もあるけど中には1年に1度、このコンペでしか会わない方もいる。
出来るだけ多くの方に笑顔で目と目を合わせて挨拶をしておきたかったのです。


そして、パーティでの席の事だと思いますが、
気付きといっても添乗の時ほど気を使っていたわけじゃない。
ちょっと気になったら、動く。
本当は、もっと動きまわってドリンクの入っていない方に
「持ってきますか?」と聞いたり、
氷がなくなったら自分で取りに行った方が早いし楽なのだけど、
お客様によって私が動いていい時とそうでない時があるから、その辺の見極めも必要。


以前、手を出していいかわからずじっとしていたことが自分で気になり
後で「どうぞ、社員だと思って使って下さい。」と言ったことがあるのだけど
「かなえちゃんが動くとうちの社員が動いてないと思われるでしょ。」と
言われ、意気消沈。
私は普段添乗員だから、お客様の会社の一員になっているつもりだったけど
外部の人が動くと、という意味なんだ・・・。
更にそれを聞いていたその会社の社長にあとでさっきの会話は?と聞かれ、
説明すると「かなえちゃんのいいところはなんでも気付いて動くことだからね。
そこをシャットアウトしないでいいところを伸ばして上げた方がいいけどね。」と。
長所進展法はその社長がいつも仰っていること。
人によって感じ方それぞれが違うから、その社長にとって私は
社員の一員または自由に使える存在だけど、
「かなえちゃんが動くと、、、」と仰った方にとってはそこまで近い存在ではない、
ということなのかもしれない。


「気付き」は難しい。
時にやり過ぎてしまうとやらない人にとっては嫌味になる。
気付いてしまった時に、じっと黙っているのがストレスになることもある。
添乗員の立場の時はそれが仕事だし、どれだけやってもやり過ぎということはないから
どんどん気付かないと逆にだめですが。


でもね、世の中の気付く人に言いたい。
90%の人や場面では気付きは歓迎してもらえるから、くじけず進んだ方がいい。
折角の自分の良さに迷いが生じたらもったいない。
もし、嫌味に取られることが多いなら、その人に対しては全く気付かない人に
なってしまえばいい、そう思うのです。