サービス業のポジティブシンキング

日々、何気ない会話の中で、時々考え方の違いにはっとすることがあります。
友達とショッピング中、帽子屋さんで白い帽子に迷っていた時の事。
白くてファーがついて、暖かそう。
お店のスタッフが私たちに話しかけました。
「それ、かわいいですよね。最初は4色あったのに、売れちゃって
それしかないんですよ!」
その時私は、「ふぅん、でもいっか。白だから欲しいと思ったんだし。
店頭で人形がかぶっていてひときわ目を引いたし、人気があったのね。
それが残っているって、なんてラッキー。やっぱり買おう!」
気分良くお店を後にしたところで友達が一言。
「あんなこと言わなくていいのにね。マイナス効果だよね。」「・・・」
「何も感じなかった?」友達の思いも否定するみたいで嫌だったので
答えたくなかったのですが、
「売れ残った、ってマイナスだし、4色あったなら他の色がよかったかも。
営業としてだめだね。」と言葉を継がれ、控え目に私は言ったのでした。
「うん、でもね、私は白でラッキーだったんだ。」
多分、お店の人は買わせたかったわけで、売れ残りですって
気持ちじゃなかったと思うのです。本当のところはわからないけど。
その友達は、普段から全然ネガティブな人じゃないと思うけど、
なんだかその時は、「ふぅん・・・。」と少し寂しいような、
違う感覚を味わったのでした。
お店の人を否定するのもなんだかかわいそうだったし、
私もかわいい帽子が嬉しかったけど、それも否定されたような気がして・・。
人って本当に受け取り方が違うんだなぁと、実感し私も
人に対して出来れば傷つけずに会話をしたいなぁと、思うのです。難しいけど。
「私はちょっと苦手。」とか、否定せずに柔らかく言えたら
よいのかなぁと。
サービス業の私も、それが良いと思って発した言葉がそう取ってもらえない、
ということがあることも、勉強になりました。
自分の考えを押し付けちゃだめなんだって。
そして常に、どんな逆境でも、前向きな気持ちでいたいものです。