ウィーンのホテル

滞在したホテルについての後日談です。
初日に苦労した男性スタッフのことです。
セーフティボックスの修理では、疲れ切った私を
合計2時間近く待たせましたが、
部屋を出ていく時に彼は「I'm so sorry.」と2度丁寧に謝っていました。
待たせた、くらいの理由では
外国人にあまり丁寧に謝ってもらったことがないので
正直少しびっくりしました。
でも、本当に、早くシャワーをしたかったしいつ来るのか気になって
ガイドブックやスケジュールに目を通していても頭に入らずいらいらしながら
無駄な時間を過ごしてしまった私は、その言葉に返事ができないまま、
無言で彼を見送りました。


私も少し後味の悪い思いをしながら、その日を終えました。
翌日から彼はフロントで顔を合わせると、他のお客様の相手をしていても
私を振向き、「Good mornig!」
帰ってくると部屋番号も言わないのにさっと、238号室の鍵を渡してくれます。
初日の事を相当気にしているんだな、と思え日本人に近い感覚を持つ
実はいい人でした。

まぁ、ホテルから会場には地下鉄1本で行けるし。
地下鉄の駅も近く、スーパーもその隣にあるし。
ヨーロッパのホテルにしてはお湯の出が非常によく、温度もいつも熱いし、
水はけの悪いホテルも多いですがそんなこともなく、
朝食のメニューもよく、終わってみるとバスタブ付きルームの数が少ない以外には
良しとしました。