高校の友達

金曜は南高(市立浦和南高校)の友達4人で会いました。
男性2名当時サッカー部、女性2名当時バトン部で
3年の時に同じクラスだった友達です。

うち二人に会うのも1年か、2年か、久し振りでしたが
もう一人の男性は恐らく10年は会っていないのではないかと・・・。


南高はサッカー部が有名で、昔あった「赤き血のイレブン」という
漫画のモデル校でした。
三冠王に輝いたその正式なタイトルが知りたくてNetで調べたらなんと、
浦和南高校サッカー部OB会というのが存在しました。

昭和44年度に全国高等学校サッカー選手権大会
全国高等学校総合体育大会
国民体育大会高校サッカーの3大タイトルを
当時の松本暁司監督の下で制覇したのだそうです。
卒業して初めて、ずっと聞いていた三冠王とは何だったのかを知りました・・・。
バトン部のキャプテンだったのに、高校生の時なんて、
なんていい加減なものなのでしょう。
そういえば知らなかった、と自分でちょっと呆れてしまった。


南高では、サッカー部は特殊でした。
特にマスクのいい先輩たちは時々雑誌にも載ったりしました。
全国レベルの高校だけに、練習も、雑用も、先輩との関係も
想像を絶する大変さだったと思います。
サッカー部を経験していれば、相当の根性を持ち
社会に出てからも、ちょっとやそっとのことで折れる事はないのでしょう。
「家族みたいだったもんな。」
「特にあの年代は人数が少なくて大変だったんだよな。
やることがたくさんあったし。」という二人の言葉に、
辛いけど楽しくてものすごい強い繋がりを持った関係が、羨ましくもありました。

バトン部だった私達も、半分くらいは熱烈なサッカー部ファンです。
練習が終わると、校庭を見渡せるバトン部の部室の窓によく並んでいました。
(きゃーと、黄色い声援をあげる彼女たちを私は横でちらっと
見ながら、何をしていたのかなぁ、自分のことはよく覚えていませんが。)
それでも、真っ暗なサッカーコートを、肩で息をしながら、
何十回もゴールからゴールを往復している姿は、今も目に浮かびます。


高校の友達っていいなぁ。
10年会ってなくても、その間に何をしていたか知らなくても
会って3分で昔の気持ちに戻れる。
大人になってから知り合った人たちも、勿論楽しいのだけれど
高校時代の友達は格別です。
何の遠慮もなく、気遣いもなく、「バカ」と言われても笑っていられる。
大人になってから、そこまでの関係を築くのは難しい。
学生時代の友達、一生大事にしたいですね。