日本の言葉

最近は、私でも気になる間違った日本語が溢れています。
「こんにちは。」「こんばんは。」のははは。って、書くと意味わからないですねぇ。
こんにちはの「わ」は「こんにちわ」ではなく、
「は」と書いて「わ」と読むってこと。


「これでよろしかったですか?」→「これでよろしいですか?」
一時期、「お客様、コーヒーでよろしかったですか?」が誤り、と
よくテレビや電車の中吊りで見かけましたが、未だに聞こえてきます。


「こちらになります。」この「なります。」は最近使う人が本当に多いですよね。
昨日もランチのレストランで「¥900になります。」
「¥100のお釣りになります。」と、お店の若い女の子が繰り返していました。
丁寧語と間違って使っている人が多いようですが、
なります、はそもそも変化を伴う時に使う言葉です。
例えば、「台風の影響で出発が一時間遅くなります。」と使うのは自然ですが
何も変化しないのに、「○○になります。」の連発。
「○○です。」って普通に言えばいいのに、私の年代くらいはそうでもないですが、
気を付けてみると使わない人の方が少ないくらい。
丁寧なつもりの二重敬語も多い。
先日面接した40代くらいの方も「○○とか、○○とか」。
ビジネスの席ではやはり、「とか」もだめでしょう。


「こっちの奴にしますか?」→「こちらにしますか?」
「奴」は、弊社でも以前は耳にしましたが、今では誰も使いません。


おかしいのが、台湾に添乗に行った時の事。
日本語のとても上手な女性のガイドさんでしたが、
「ここでバスを降りる形になります。」「明日ここを見る形になります。」
多分、そんな言葉遣いは正式には教わらないでしょうから、
日本人の観光客がいかに、そういう表現をしているかですよね。
「う〜ん、形ってなんだ??」って言いたくなります。
ん?この場合のなります、は変化じゃなくて、気持ちがそうなるってこと。
それとも、気持ちが変わるからやっぱり変化かなぁ。
あぁ、日本語って本当に難しい。


私たちの年代だって、更に上の方から見ればきっとまだまだ綺麗な言葉遣いとは
言えないのでしょう。
私たちから見た、更に若い方たちの言葉がそのままになってしまったら
今世間で心配されているように、間違った言葉が正当化されてしまう、
本当に心配ですよね。


次の世代にも正しい日本語が伝わるように、子供をもつスタッフには
特にきれいな言葉遣いを覚えて欲しいなぁ、と思うのです。