桜鍋

昨日は吉原大門(おおもん)の近くの老舗馬肉店に行きました。
すっごく美味しい。
昔は吉原の遊郭の周りに20軒くらいの桜鍋の料亭があったそうです。
現存するのは明治38年創業のこの「中江」だけ。
100年以上続くというのはやはり理由があるのですねぇ。
有名で一度行ってみたかったのですが、真際だと予約も取れず
昨日は遅めの8時過ぎからだったので、電話をしてみると
丁度帰られる方がいらっしゃるので少しお待ち頂けば、とのこと。
浅草からタクシーで1メーター、急いで向かいます。
建物は東京空襲でも奇跡的に焼け残ったという、
80年前からの歴史を感じる建造物です。


東京の郷土料理「桜鍋」要するに、馬肉のすき焼き。
初めて食べましたが、あっさりして美味しいです。

これ、馬肉握り(バラ)こんなに脂・脂に見えるのに、
全然しつこくなくて、すっごい美味しいんです。
思わず、もう一巻ずつ、とお代わりしてしまいました。
馬刺しは大好きですが、馬肉というと馬刺しくらいしか
食べたことがなく、その新しい味わいに感動しました。

馬肉のステーキと、フォアグラ。
かなりのフォアグラ好きの私にとって、口に入れた瞬間、
もう思わず笑顔!!
フォアグラは普通に脂肪っぽいので、大トロはちょっと、という方には
向きませんが・・・。
安いお店ではないですが、コースはメニューを見るからに多すぎるので
単品で少しずつ頼めば、女の子同士でも行けないお店ではない感じ。
お昼には量の少ない¥3,000くらいのコースがあるようです。
低カロリーで栄養抜群だし。お店の人も割と感じがよい。
結構気に入ってしまいました。


隣には土手の伊勢屋という、これもちょっと名の知れた明治22年創業の
天ぷら屋さんがあります。
ここは現在は土手通りというのですが、吉原が賑わった頃は
土手があったそうで、その名残です。
そして、映画「吉原炎上」のラストシーンに出てくる通りは
この中江の前の通りだそうです。
今度気を付けてみてみようっと。

【今日のスカイツリー549m→完成まで85m】