チェックインカウンターで予約がない!と言われたら。

先日の事、朝7時前に私の携帯が鳴りました。
基本、この仕事は時差があるので24時間体制。
海外に出ているお客様が一人もいない、ってことはないので
携帯2台は片時も離しません。
海外添乗で「命の次に大切なのはパスポートです。」と案内すると
「かなえちゃんは命の次に大切なのは携帯だね(笑)」とよく言われたものです。


かかってきたのはこれから中国国内で乗継いで帰国するお客様。
10名のうち、2名の予約がない、と言われ
チェックインカウンターからの電話でした。


チケットも発券されているし、予約がないなんてそんなことはありません。
国内線で上海まではあるそうですが、その先の上海→成田は
名前が入っていません、とのこと。
中国人通訳が同行していたので、その人にも
「もう一度調べるよう言って下さい。」とお願いします。
でも国でいうのは申し訳ないですが、中国人のこと、
係員にないものはないって言われている感じが想像できる。
お客様もそこで一揉めしてもらちがあかず、困って電話をくれたのでしょう。


さて、迷っている暇はありません。
とりあえずは上海までは行ける。乗継時間は十分にある。
であれば、お客様が上海に着くまでに無事帰国できるよう整えておくだけです。
本来はスーツケースも成田まで預けられたのですが
国際線の予約がないので一旦上海で受け取ってもらうしかありません。


結局、東京では間違いなく予約が確認できて、
更に乗れないと困るので上海にも連絡をとって欲しいと依頼するだけの結果に、
折返しの待ち時間を含め結構な時間がかかりました。

原因は中国東方航空側でもはっきりはわからないが、
一人キャンセルが出た際に予約記録に不備があり、上海は解消されたが
ローカル空港のカウンターにはその不備が残っていたのではないか?とのこと。
その説明もよくわかりませんが、納得するしかありません。
お客様は乗継でよかったのに、一旦外へ出て荷物をPick upして
更に国際線カウンターでチェックインをする、という作業が生じました。
しかもお客様もうちも、かかっている手間と時間と
国際電話代だって、どこも補償してくれないもんね。
全く、理不順なものです・・・。


だからやっぱり、乗継は時間の余裕がある便で手配をしたい。
時間に余裕がないと何かあったら簡単に乗り遅れてしまいます。
そして空港には出来るだけ早めに行って、
チェックインも早く済ませてしまうこと。
事前座席指定もできる場合は出来る限りしておくことが安全です。
そして何かの時には連絡出来る番号も必ず聞いておく。
それも結構大事です。