謝る時は潔く

毎日が過ぎるの早すぎますね。
ちょっとブログ書いてないなぁと思ったらもう10日近く経ってるなんて・・。


こんな、バタバタとあっという間に夜がくる慌ただしい毎日ですが
今日は、オアシスみたいなほっとする事件がありました。


実は昨日、すでに発券済みの航空券に間違いが発覚!!
担当のスタッフが自分で気付いたのですが、暗い顔をして私に
「かなえさん・・・あの、今いいですか?」
危険を察知してかなぴーが「何?なんか嫌な事?」「はい。・・・」


う〜ん。大きく息を吸ってから話しを聞くと、アメリカのチケットについて
乗継便をお客様の希望便ではないもので予約している。
グループのチケットだったので、こちらからはメールで依頼をしていますが
元々送ったメールは間違っていない。
先方から返ってくる時に誤った便で予約をしてしまったようです。
これを変更するとなると、発券済みのためチャージだけで何万もかかる。

ですが、通常はそういう時の為に書面を交わしています。
「予約確認書が来てるんでしょ?それは合ってるの?」
「いいえ、確認書が来た時に間違っています。」
「それはそこで気付かなかったのはうちが悪いよ。
最初に間違ったのは先方だとしても、来た時に指摘してないなら
全面的に相手のせいには出来ないね。」「はい。」

スタッフは力なく頷き、そこから先は今出来る事は何かを考え
スピードをもって動く。
先方にも相談すると
「申し訳ありません。これは全面的にこちらのミスです。」と
予想外の答え。
「確認しましたが確かにメールで頂いていますので、変更の必要があれば
それにかかるチャージについては上司と相談させて下さい。」


結果、お客様の希望便が変わり大事には至らなかったのですが
営業の方と話した後、手配担当者からも謝罪の電話があったそうです。
それを聞いて、本当にびっくりした。
私もこれだけ長く旅行の仕事をしていたら、過去にも同じような
ミスはないとは言えません。
がしかし、ここまですっきり素直に謝られたのは初めてです。
「予約確認書をお送りしてますよね。」の一点張り、が普通です。


「今度からもっとこことお付合いした方がいいね。
こういう会社は大事にしないと。
今回のことはしっかり記録して、次回に逆に何かあったら
助けてあげるつもりでね。
営業だけじゃなく、わざわざ手配の人からもかかってくるということは
そういう社風なんだと思うから。」と私が言うとうちのスタッフも
深く頷き、お互いにとても清々しい気持ちになったのでした。


「謝る時は潔く」
いつもかなぴーの言ってることですが
年を重ね、経験を重ねれば重ねるほど、自分の非を認めることが
出来ず、言い訳したり「申し訳ない。」の一言を言えない人が
たくさんいます。
そんな中、真の男らしさというか、潔さを目の前でみた出来事でした。